「dTV VR」アプリが予感させる、音楽ライブとVRの親和性

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oguyan301-01 VRと音楽ライブは相性が良い。

「dTV VR」は、それを予感させるアプリだ。dTVは、NTTドコモとエイベックスが提供する定額制動画配信サービスだが、「dTV VR」はdTV会員でなくても無料で利用できる。

 現在(レビュー時)配信されているコンテンツは計5本。ハコスコなどのVRゴーグルにスマホを装着することで、360度パノラマの3D動画が楽しめる。もちろん、頭を動かせば上下左右好きな方向に視線を向けることが可能。3Dによる臨場感、VRによる没入感が手軽に体験できるアプリだ。

 筆者は正直、コンテンツのアーティストについてはよく知らない(DJ KOO以外)。それでも、VRは音楽ライブコンテンツに向いていることが肌感覚で理解できた。わかりやすい例で言うと、複数のメンバーがいる場合、お気に入りのメンバーを目で追いかけられる。それって、ライブでやっていることではないだろうか(日常生活でも!?)。

 同じ映像コンテンツでも、映画やドラマはまだVR化が難しい。できなくはないが、これまでの常識として、監督の意図で画面やカット割りが決められるのが映画やドラマであるし、見る側にしてもVRは混乱するだろう。

 ライブ映像ならカメラは固定で済むし、シーンの切り替えもそれほどない。これまでのライブ映像は、複数のカメラで撮られて、それを編集してひとつのコンテンツを作っていたが、今後は1台のVRカメラによる配信が当たり前になるのかもしれない。

 ちなみに、VRと相性の良いコンテンツとしては、ゲームもある。ただ、ゲームはプレイヤーが動き回ることで進めていく。没入感や臨場感がある反面、能動的に動きまわる(視点を変える)のが面倒だと思う人もいるだろう。音楽ライブであれば、常に動く必要はない。ソファーに腰かけてゆっくりとライブを鑑賞、時々視点を変えるという見方でも十分に楽しめる。

 さて、ここまでライブ映像とVRの相性について語ってきたが、実は「dTV VR」で配信されているのは、ミュージックビデオが中心で、ライブ映像ではない。8月27日、28日に開催される夏フェス「a-nation Stadium fes. powered by dTV」は、360度カメラで撮影され、その後のVRコンテンツ化が予定されている。そこで初めてライブ映像とVRの相性が実感できるはずだが、果たして。