『nobiのAppTalk』iPhoneが海外滞在を変える

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iPhoneが海外滞在を変える

既に30万本以上あるiPhoneのAppsにはファッション好きの人を喜ばすものもあれば、映画好きの人を喜ばすものもあれば、カメラ好きの人、音楽好きの人、ゲーム好きの人、勉強好きの人、ほとんどどんな趣味の人ようのものでも揃っているのが魅力。

でも、そうしたたくさんあるiPhone Appsの中で、筆者がとりわけ便利だなと感じているのが「海外旅行」関係のアプリだ。皆さんの中にも、仕事であるいはプライベートで、海外に行かれる方は多いだろう。中には近々、言葉の通じない国への初めての訪問があって不安を感じている人もいるかも知れない。

iPhoneは、そんな旅の不安を解消してくれる道具だ。

海外パケット定額も使えるようになった今、iPhoneを持っている人と、iPhoneを持っていない人では、海外での滞在がまったく変わってしまうといっても過言ではない(海外パケットを使う人は、こちらの注意をよく読んで正しいキャリアと通信する必要がある。そうでないと翌月、数十万円の請求書に顔を青くすることになる)。

数年後には「iPhoneがなかった時代には、人類はどうやって旅行をしていたのだろう」と言い出す人が続出しそうなくらい旅が変わる、といってもいい。

そこで2011年、第1回の更新では「iPhoneで変わる旅」をテーマにAppsを紹介したい。

1. iPhoneがあれば道にも店選びにも困らない

これはAppsではなく、標準機能の話だが、海外でパケット定額でiPhoneのマップが使いまくれるようになったのは革命的なことだ。初めて行く言葉も通じない土地で、行き当たりバッタリで目の前にきたバスや電車を乗り継いで、今、どこにいるのかまったくわからなくなっても、とりあえず空の見える場所に出て携帯電話の電波さえ届いていれば、マップの現在地を表示ボタンですぐに自分がいる場所と方角がわかってしまう。

そして帰る先のホテルの名前で検索し「ここへ行く」のボタンを押せば道筋が表示される。これは凄いことだ。

ある程度、大きな都市であればストリートビューも用意されているので、どこかに移動する前に、あらかじめ、そこがどんな雰囲気のエリアか、どんな建物を目印にしたらよさそうか辺りをつけておくとさらに便利だ。

これだけでもかなり便利だが、実はiPhoneやiPadにはトラベルガイド系Appsやレストラン案内系のAppsもたくさんある。紙の旅行ガイドは重くて荷物になるが、iPhone版は何冊持ち歩いても荷物の重さは変わらない。おまけに検索が簡単なので、今、自分がいるお店の情報をパッと表示させたり、モノによっては現在地の近くのおいしいレストランを探し出したりすることも出来る。

問題はたくさんあるiPhone用Appsの中から、どうやって旅行先のガイドを見つけるかだが、やり方は簡単。

App Storeを起動して、右上の検索メニューに訪問する国や都市の名前を打ち込んで検索すればいい。ただそれだけだ。

もっとも、まだメジャーな旅行先でないと、日本語での観光ガイドが出てこないこともある(これは日本の出版業界の遅れが問題だ。好きな観光ガイドの出版社があったら「ぜひ、ガイドのiPhone対応を!」と読者の方々から声をかけてみよう)。もし、あなたが英語がある程度、大丈夫なら、英語でも検索をしてみよう。英語の観光ガイドなら、ほぼどんな場所のものでも、既に揃っているはずだ。

ちなみに筆者は米国では近くにある営業中のレストランだけを絞り込み表示し、厳しめのレビューでも定評がある「Yelp」のAppを愛用している。

また、先日、生まれて初めて講演で香港に行ったときにはTwitter経由でOpen RiceというAppを教えてもらった( @nobudirect さんに感謝)。

表示がすべて中国語で、操作がわからないところもあったが、いいレストランがそれなりに厳選されて表示されるようで、言葉がわからないながらも、漢字の勘を働かせてレストランを探す体験がなかなか楽しかった。

2. iPhoneがあれば言葉にも困らない

地図情報以上に衝撃的、かつ未来的なのが翻訳系のサービスだ。海外に行く行かないに関わらず、四の五の言わずにとりあえず(無料だし)入れて試して欲しいAppの1つが日本が誇るAppの筆頭にあげられそうな「VoiceTra」だ。

ドラえもん好きのiPhoneユーザーが「ほんやくコンニャク」と呼ぶこのAppに向かって、日本語で「タクシーはどこで捕まりますか?」、「近くにレストランはありますか?」といった具合に日本語で語りかけると、それが即座に中国語や英語に変換され、しかも、iPhoneがあなたの代わりに現地のネイティブ発音でそのセンテンスを話してくれる。

相手の返事が分からないときには、中国語−>日本語あるいは英語−>日本語モードに切り替えて、相手にiPhoneに話しかけてもらう。すると、相手の話した内容が日本語に変換されて発声される。まさにこれを試すために海外旅行に行きたくなってしまう人も出てしまいそうな、魔法のようなAppだ(日本語を数えて20カ国語に対応、うち発声してくれるのは5カ国語)。

でも、これだけで驚いていてはいけない。iPhoneの魔法は、ここに止まらないからだ。

下の2つの写真を見て、何が起きているかわかるだろうか。1つめの写真では、iPhoneの下に中国語で印刷された書類が置かれているのが確認できるだろう。この書類に書かれた「巴士」という言葉の意味がわからなかったので、iPhoneのPlecoというAppを起動してかざしてみたところだ。すると「巴士」の2文字を認識して、下に英語で発音と意味を表示してくれている。

どうやら「巴士」とは「バーシ」と発音するらしく、「バス」のことらしい。

Plecoは中国語を勉強するための辞書Appで、漢和辞典ならぬ漢英辞典となっているが、追加購入機能としてOCR機能、つまりカメラを使った漢字認識機能を追加できる。残念ながら認識語の訳は日本語でなく英語表示だが、日本の漢字と照らし合わせても、まったく訳の分からない当て字のような場合には、こちらの方がわかりやすいかも知れない(こちらはTwitterで @kita9mug さんに教えてもらった。感謝!)。

2つめはWord Lensというアプリで、こちらもホテルでもらった観光案内のチラシや街で見かけた看板、あるいはレストランのメニューにかざすと、翻訳できる、というアプリケーションでスペイン語ー英語訳または英語ースペイン語訳に対応している。

凄いのはこのAppのカメラを通して見るとスペイン語のチラシや看板が、まるで最初から英語で書かれていたかのように見えてしまうことだ。実はこのAppでは、ただ文字認識、単語認識をするだけでなく、認識した単語を英語に翻訳した単語を、元の単語と同じ字の太さと同じ背景色で重ね合わせ表示している。なので、あたかも最初から英語で書かれていたかのように見えてしまうのだ。翻訳機能はスペイン語−>英語も英語−>スペイン語も有料だが、標準搭載でアルファベットの単語のつづりを逆にしてくれる機能や、そこに書かれているはずの単語を消してしまう機能が無料で用意されているので、こちらだけでも体験してみて欲しい。

iPhoneの凄さに、改めて腰を抜かすはずだ。

3. iPhone×Twitter革命で旅行が変わる

最後にもう1つ。旅行専用アプリケーションというわけではないが、最近、筆者の旅行が快適に変わったもう1つの理由がTwitterの利用だ。

最近は例えば「初めての香港だけれど、どこを見ておけばいいかな」といった具合につぶやくと、即座にマニアックな観光場所から、電気街の情報まで、さまざまな情報が集まってくる。

これは筆者が20万人弱と、フォロワー数が多いからという部分も関係しているので、誰でもそうなるわけではないかも知れない(筆者の経験で語ればフォロワー数が1000人を超えたくらいから、ちょっとずつこうした体験が増えてきた)。

フォロワー数が少ない人でも、常にツイートをやりとりしている仲間がある程度いれば、その中に、実は詳しい人がいる可能性もある。また、本気で情報を探している場合は、そうしたツイート仲間の一人が、あなたのつぶやきをRTしてくれることで、質問が誰か知っている人に伝わるかも知れない。

こうして得た情報はインターネットで検索して得た情報よりも、(何せ生身の人間があなたのために答えてくれているので)望む答えに近いことが多く、役立つことも多い。

また、ツイッターはこうした便利情報の獲得以外にも、万が一の時に生命線になることもある。

2008年4月、エジプトを旅行中だったジェームス・バックというアメリカ人が「arrested(逮捕された)」というツイートが大勢の人々によってRTされまくった。これにより不当逮捕から24時間も経たないうちにアメリカ政府が介入して、彼は助かることとなった。

同様のことが最近、日本人の身にも起きた。昨年、アフガニスタンで武装勢力に約5ヶ月間も拘束されたフリージャーナリストの常岡浩介さんは拘束していた武装勢力の下級司令官に携帯電話の使い方を教える振りをして自分の安否の情報をツイートし、これが解放につながった。

このように、万が一、自分の身に緊急事態が起きたとき、誰か助けてくれる人につながるかも知れない、誰か助け出してくれる力や知見を持った人につながれるかもしれない、という安心感も海外でツイッターを使う魅力であり、そのツイッターを使う上ではiPhoneがとても便利な海外でもツイートできる端末なのだ(もっとも、ツイートを拝見する限り常岡氏はiPhoneが苦手なようだ)。

ということで、今度、海外に出かける時は、ぜひともあらかじめ通信環境のいい日本で、これらのAppsをiPhoneに入れてから旅立ってもらうと、空港についた瞬間から、その便利さを満喫してもらえるはずだ。

 

今回、紹介したApps:

  1. Yelp :米国の飲食店案内(無料)
  2. Open Rice:香港の飲食店案内(無料)
  3. VoiceTra: 音声翻訳サービス(無料)
  4. Pleco: 中国語ー英語辞書(基本機能は無料。OCR文字認識機能は有料/アプリケーション内課金)
  5. Word Lens: OCR文字認識アプリケーション(無料。英西/西英変換辞書は有料)

コメント一覧

  1. […] This post was mentioned on Twitter by 遊佐勉 and Yuichi Abe. Yuichi Abe said: 『nobiのAppTalk』iPhoneが海外滞在を変える http://ff.im/-wreMJ […]

  2. […] 『nobiのAppTalk』iPhoneが海外滞在を変える | App DIME アップダイム […]

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